介護士の仕事は身体介護だけじゃない
高齢者の生活を支える介護士
介護士の仕事
介護士の仕事のイメージは体力的に大変なものだったり、排泄のお世話や入浴のお世話といったものがあり、少しネガティブなイメージもあるかと思います。イメージの通り、体力的にも大変だったりしますし、排泄、入浴、食事のお世話などといった身体介護ももちろん仕事のひとつです。しかし、介護士の仕事のメインは介護を行うだけではなく、介護をするご家族などの周囲の人たちへのアドバイス、相談をする役割もあります。この相談・助言を行うには介護に関しての専門的な知識と技術が必要となります。
こういった面から少しハードルが高いと思われがちな介護士ですが、意外と働きやすい面もあり仕事の魅力も豊富にあります。
シフト制で働きやすい
まず、働きやすさに関してですが、介護士は休みが取得しづらいのではないかという疑問を持つ方もいると思います。育児と仕事を両立させたい主婦の方や、自宅でも介護を行っている方、そしてプライベートの時間をしっかりと確保したい方にとっては大切ですよね。
介護施設はシフト制が多く採用されています。そのため、介護施設に勤める職員の数によっては時間の都合がつきやすいこともあります。希望の出勤日数や確実に休みを取得したい日、遅番や早番といった希望などを出せるところも多いので、自分の都合に合わせることが実は可能です。そして土日を休みにしたいという方に関しても、介護施設によっては十分可能となります。平日出勤して土日を休みにすることを考えるならば、デイサービスやデイケアなどの通所介護に注目しましょう。そもそも平日限定の施設であったりすることがありますので、土日は完全に休みで週末は自分の時間にしたり、育児にあてたりすることができます。
このように介護士は時間の融通が利くシフト制で働けることや、職場を選べば土日をしっかりと休むことができたりするので働きやすい仕事だとわかりますね。
介護士の仕事の本質
介護士の仕事は利用者のお世話をすること、というイメージがあるのではないでしょうか。しかし、介護士の仕事の本質はそこにはありません。介護士の仕事の本質は、身体が思うように動かなくなってきた人の願いを叶えることが本質です。身体介護はあくまでその一部です。歩くことが難しくなってきた方の「孫と旅行に行きたい」という要望があれば、介護士は「孫と旅行に行くためには」ということを考えて、専門的な知識から旅行で邪魔にならないような杖を用意したり、歩くためにリハビリを提案したりすることからアプローチします。
時間に融通が利きやすいといったことも魅力のひとつですが、介護を受ける方の要望を実現させ、利用者を含めご家族の方から感謝されることが介護士の最大の魅力です。